あさひさんの回答におけるごまかし?

知恵袋で回答させていただいた者ですさんや名無し(ななし)さんから、

あさひさんの回答中の
「パンク防止剤に水分が含まれている以上、金属の腐食原因になる可能性は否定できません。」

について、

あさひさんが「積極的に認めたわけではない」「腐食を否定することが困難、という意味で書いていると文脈から読み取れます。」「【可能性はあるかもしれないし、無いかもしれない】ということを述べているにすぎません。 」

→これで言っているのは、可能性があるかもしれないし、ないのかもしれないけど、そういう証拠は持ち合わせてないので明言できないですという意味に解釈するほうが合理的かと。

というご意見を頂きました。

私は「否定できない」は二重否定で肯定だと捉える立場です。

同じ文章を読んでいて、なぜこんな違いが出るのか実は分かっていませんでした。

 

 

思い当たったのが、前の文節の冒頭の

「バルブコアは金属製品である以上、経年と共に劣化・腐食します。」

の一文です。

腐食の原因については書かれていませんが、私は、パンク防止剤が腐食の原因だと思いながら読みます。

でも、パンク防止剤がバルブを腐食させることを知らない人にとっては、何による腐食かは書かれていないので、腐食の原因は他にもあると思える文章になっています。

【2019.01.08追記】
バルブコアは黄銅という金属ですが、あさひさんの文章のバルブコアの部分をステンレスと置き換えて、
”ステンレスは金属製品である以上、経年と共に劣化・腐食します。”
とすれば、文章に違和感を感じて頂けるでしょうか?
【ここまで】

バルブコアは金属ですが、五円硬貨と同様の黄銅という合金で、通常の使用状態では腐食されません

金属で、鉄や、アルミを思い浮かべられると、空気中の酸素や水分で時間の経過とともにい錆が発生しますので、「経年と共に劣化・腐食します。」は間違った文章には思えませんがバルブコアは、通常の使用では、10年以上、腐食はしません。
書かれてませんが、パンク防止剤の存在下でと読みますので、私にとってもこの文章は間違いでは有りません。

パンク防止剤が入っていない時、チューブの中に在るのは空気だけです。
パンク防止剤が入ると、バルブが腐食されます。
この文章は、パンク防止剤が入った状態での腐食の事を言っていると気づいて頂ければ幸いです。

経年についても期間が明示されていませんので、3年なのか、10年なのか、数百年なのかもこの文章では分かりません。
しかし、タイヤやチューブの製品寿命を考えると、~数年、~十数年の範囲と考えるのが妥当だと思います。
この点でも、この文章は、空気以外の腐食を起こすものの存在(パンク防止剤)を念頭に置いたものだと読むのが正解だと思えます。

パンク防止剤での腐食を知っている人には、正しい文章と感じさせ、腐食を知らない人には、他に腐食の原因が在ると思わせる。
これを意図して作成したとしたら、あさひさんの担当者の文章能力には頭が下がります。

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