あさひさんの回答におけるごまかし?-2

「スライムパンク防止剤によるバルブ腐食の有無」を問い合わせたことに対するサイクルベースあさひさんの回答です。
挨拶と締めは除いています

同業者様であれば、自転車の安全利用の為に、定期的な 点検・メンテナンスがいかに重要かは、ご理解いただけると存じます。
弊社としましても、自転車をご愛用いただく全てのお客様へ、定期的な 点検・メンテナンスを推奨しております。
 

消耗品にあたる、虫ゴムやバルブコアを含むタイヤ・チューブについては、品質保証の対象ではありませんが、弊社で実施する点検の際、虫ゴムや バルブコアに異常が確認できましたら、虫とコアをセットで無料交換して おります。
また、弊社で承るパンク修理の際にも、同様の確認と交換をいたします。

バルブコアは金属製品である以上、経年と共に劣化・腐食します。
しかしながら、実質、バルブコアよりも虫ゴムの方が早期に劣化いたしますので、バルブコアが腐食するよりも早く、セット交換に至ります。
 

少なくとも1年に1回の点検を推奨しております為、コアが腐食した状態でご利用いただくケースは非常に稀であり、また腐食していたとしても十分にその役目を果たしたものと考えます。  

パンク防止剤に水分が含まれている以上、金属の腐食原因になる可能性は否定できません。しかしながら、先述の通りバルブコアが腐食するよりも 早期にセット交換に至りますので、日常的にご利用いただいても、何ら問題 無い商品と考えております。

 

この中で
「バルブコアは金属製品である以上、経年と共に劣化・腐食します。」
については、前回記事でお伝えした通りです。

「先述の通りバルブコアが腐食するよりも 早期にセット交換に至ります」
については冒頭メンテナンスの重要性を述べられ、メンテナンスを推奨していることも述べられ、更には、メンテナンス時に異常があれば交換することで、腐食の弊害から逃れられるように書かれています。

「コアが腐食した状態でご利用いただくケースは非常に稀」
と断言されていますが、一日に5件ほどしか修理できない自転車の出張修理屋がSlimeシールの貼られた自転車に出会う度に殆どの自転車でバルブ腐食に遭遇するのは非常に稀なケースなのでしょうか?

当店のお客様の中でも、点検のご依頼を頂けるのは、ほんの僅かなお客様です。
サイクルベースあさひさんが販売され、パンク防止剤を注入されたお客様の中で、点検を受けられる方の割合は、腐食が非常に稀とおっしゃるぐらいですから、99%超なのでしょうか?
当店が目にするバルブが腐食した状態のお客様が年間で10台以上有ります。
川越市内には4件のホームセンターとまだ20件以上の自転車屋さんが有ります。
それらのお店で、年に何件の腐食したバルブを見られているのかまでは分かりませんが、
サイクルベースあさひさんの川越店では、年に何台の自転車を販売され、其の内何台にパンク防止剤を注入されているのでしょうか?
「コアが腐食した状態でご利用いただくケースは非常に稀」
といわれるのは、明らかな事実誤認ではないでしょうか?
その結果で導かれている、
「日常的にご利用いただいても、何ら問題  無い商品と考えております。」
についても、再考をお願いしたいと思います。

【関連記事】
製造物責任
知恵袋で回答させていただいた者ですさんの真意は?
スライムとバルブ腐食の因果関係
あさひさんは因果関係を認めたのか?
ブログやサイトの記載に科学的証明は必要か?
否定できません=肯定 ?
否定できません=肯定 ? その2
あさひさんの回答におけるごまかし?
あさひさんの回答におけるごまかし?-2今ご覧のページです。
知恵袋で回答させていただいた者ですさんへ
可変(動的)IPアドレス講座
ネット上で憂さ晴らし?
因果関係の証明(自然科学)と立証(法学)
事実的因果関係と相当因果関係