製造物責任」記事に頂いたコメントについて

科学的根拠の立証

 「スライムパンク防止剤がバルブ腐食を起こすという科学的な根拠を示せ
サイクルベースあさひは被告で、腐食を言い立てる当店が原告だから、挙証責任は当店にある。」

と指摘を頂いていました。

単に腐食したという事実を述べたり、経験談では立証にはならないのですよ。
投稿: (236)知恵袋で回答させていただいた者です | 2018年9月20日 (木) 23時19分

何故、腐食したという事実とスライムパンク防止剤の存在という経験が立証にならないのでしょう?

どのような実験を行ったのか、その実験自体の信頼性はどれくらいあるのか、ほかの要素に左右されるのか、サンプル数はどれくらいで実験したのかなどそういう過程を経て立証ですよね。
投稿:(168)知恵袋で回答させていただいた者です | 2018年9月21日 (金) 13時44分
サイクルベースあさひさんがチューブ内にスライムパンク防止剤を注入され,
お客様が、一般的な方法で使用され、
修理者が腐食を確認する。
これは、貴方の言う実験では有りませんが、実験よりも実態に即した検証では有りませんか?
立証するにはある事態を想定して科学的な方法で実験しますよね。
まず実験自体の信用性が問われます。
ほかの要素を排除できるかも重要です。
サンプル数を増やして実験し、統計学的な手法で偶然性を排除します。
そして実験で得られたデータに対する考察のところで、あなたが挙げた化学の教科書のような理論があるからこういうデータが出たのではないか?という結論を導きます。

繰り返しますが、今時点ではあなたがやっていることはあさひに対する言いがかり以上の意味を持ちません。
何も立証していませんし、狭い経験談を語っているに過ぎないわけです。
投稿: (168)知恵袋で回答させていただいた者です | 2018年9月21日 (金) 20時00分
というのが、「知恵袋・・・」さんの科学的立証の考え方だそうです。

経験を否定しながら、実験を求められる考え方も良く分かりませんが、再現性を求められているのでしょうか?

  1. どのような事態を想定するか?⇒スライムパンク防止剤に浸漬された自転車チューブのバルブコアがスライムパンク防止剤中の何らかの成分と反応して腐食される。
  2. 実験自体の信用性?⇒再現性を確保するために、チューブの銘柄を明らかにし、スライムパンク防止剤の製造ロットを明らかにすれば良いですか?
  3. 他の要素を排除⇒実験容器と実験試料を念入りに清掃すれば良いですか? 実験容器はチューブと同じ材質にする必要が有りますか? 実験環境の無塵化、密閉化を求められますか?
  4. サンプル数を増やして偶然性の排除⇒常温、常圧下の無触媒の化学反応に、どのようなサンプルと偶然性の排除を望まれますか?科学的な根拠を求められている今回の腐食は、被腐食物(バルブコア)と腐食剤(スライムパンク防止剤)の化学反応だとご存じですか?
  5. 実験で得られたデータに対する考察⇒スライムパンク防止剤の存在下で、バルブコアの腐食が認められたとしたら、何を考察することを求められますか?

貴方が求めておられる実験はこのようなものでよろしいですか?
先に述べた、市場実態の検証とどちらに意義を認められますか?

自転車に使用されているチューブのバルブコアの材質が殆ど黄銅製で空気中では腐食を受けない材質であること、スライムパンク防止剤が、バルブコアに作用して腐食という常温、常圧下での化学反応を生じさせていることをご存じない故の立証の求めでしか無いように思えます。
サイト内で、反応の結果生じた腐食の実態を画像で示しても、立証を求められるのであれば、ご自身で反応を確認して頂くしか方法は無いように思います。

スライムパンク防止剤に浸漬した英式バルブコアの変化を観察・記録しています。
バルブの先端が黒化しており、更なる時間経過で、バルブが腐食を受けて短くなることを確認して頂けると予想しています。
サンプル数の不足や、観察環境が使用される実情に合わないといったご批判を頂けそうですが、観察結果が正しくないといわれるなら、同様の環境で腐食を受けないバルブコアの存在を示していただくか、バルブコアが腐食を受けない観察環境をお示しいただきたく、お願いいたします。

戴いたコメントの中では、スライムパンク防止剤がバルブコアを腐食することを否定する文言を見つけることが出来ませんでした。
スライムパンク防止剤がバルブコアを腐食することをお認めの上で、コメントを下さったのでしょうか?

立証とは

自然科学的立証では、一般的に求められるレベルでの立証について記載しましたが、ここでは知恵袋・・・さんから求められた立証について再度記載します。

せっかく書いていただいたので書かせて頂きますが、

>因果関係の立証でよろしければ、 
「スライムパンク防止剤の入っていないチューブでは、バルブの腐食は発生していない。」
でよろしいでしょか?

これではスライムが腐食を誘発する説明にはなっていないのはお分かりになりますでしょうか?
因果関係にも触れていませんし、立証というには程遠いです。

>科学的立証であれば
、 「チューブのバルブに使用されている、真鍮(黄銅)は、常温の乾燥空気中では、腐食しない。
腐食の状態からは、酸性液中で溶解腐食したものである。」
ではまだ不足かな
これを、スライムパンク防止剤中のどの成分が酸性を示し、真鍮(黄銅)が腐食されたかまでを求められますか?

これは立証ではありません。
教科書に書いてあるようなことを述べただけに過ぎません。
これでは単に化学の説明しただけであって、立証にはならないということをお分かりになりますでしょうか?

立証という意味を理解されていないので、話がかみ合わないのではないかと思いました。
投稿:(236)知恵袋で回答させていただいた者です | 2018年9月20日 (木) 23時19分

「あれなければこれなし」の因果関係の証明について、腐食を誘発する説明を求められるのも意外ですが、「事実的因果関係と相当因果関係」の解説を読んで頂ければ、因果関係を示していることは明白です。
間違いを承知で、こちらの知識を試そうとされたのか、因果関係の立証について間違った概念をお持ちだったのか、
「スライムパンク防止剤の入っていないチューブでは、バルブの腐食は発生していない。」について、因果関係に触れていないとコメントされました。

科学的立証しか、お認めにならないようなので、
「因果関係を立証するためには何が必要なのでしょうか?」
とお聞きした結果、返されたお答えです。

スライム無しでバルブの腐食が自然発生する可能性についての検討、スライム入りだとそれがどう変わるのかの検討、ほかに関わる要素があるのかないのか、ほかに関わる要素があるとしたらどのように考慮したのか、ほかに関わる要素がないとしたらないと言い切れる理由などを述べないと訴訟に耐えきれるような因果関係にはなりません。

科学的立証についてもそうです。
あなたが示したのは、単に化学反応についての教科書レベルの話をしただけで、何の立証もしていないですよね。
どのような実験を行ったのか、その実験自体の信頼性はどれくらいあるのか、ほかの要素に左右されるのか、サンプル数はどれくらいで実験したのかなどそういう過程を経て立証ですよね。
単に化学反応を教科書から引っ張ってきて立証だなんて言われても、誰も信用しませんよ。
投稿:(168)知恵袋で回答させていただいた者です | 2018年9月21日 (金) 13時44分

訴訟に耐えきれるようなと注釈をつけておられますが、「ほかに関わる要素がないとしたらないと言い切れる理由」と非擬似相関性の証明を求め自然科学的立証を望んでおられます。
自然科学的立証でも記載した通り、殆ど立証不可能といわれるレベルの立証です。

自然科学的立証がほぼ不可能なことは、ご自身でも、こちらで述べられています。

このレベルの立証を求められるなら、裁判での提訴そのものがまず出来ません。
「訴訟に耐えきれるような」との言葉が意味をなさなくなります。

ついで、「教科書レベルの話」と立証を否定され実験の必要性を語られていますが、実験が必要なのは、教科書レベルで立証が終わらない場合ではないのですか?

バルブコアといってもいろんなメーカーの製品があり、スライムパンク防止剤を注入した後の、自転車の使用法や保管法も様々です。
化学反応ですから、当然、経時によって腐食の度合いも異なります。

特定のバルブメーカの製品で、保管環境や、使用法によって腐食したり、腐食しなかったりと腐食がある特定の条件下で起こるのなら、実験によって腐食の起こる条件を明示する必要があるでしょうが、単に化学反応を教科書から引っ張って来て説明できるレベルの腐食に、実験が必要といわれるのは順序が逆で、貴方の考え方は間違っていませんか?

複数の方から、コメントを頂いていますが、皆さんが同じ間違いをされるのは、何かの機会に同様の説明を受けられたからですか?

因果関係の証明(自然科学)と立証(法学)⇒移動

コメントで、知識レベルの差を指摘されました。

ちょっと悔しいので、取り敢えず因果関係について調べてみました。

コメントで非擬似相関性に言及されています。

裁判においてすら、一点の疑義も許されない自然科学的な証明は求められていません。

貴方が「狭い経験談」と否定された、経験則も是認されています。