スライムパンク防止剤による腐食実証試験

どの位、時間が掛かるか分かりませんが、タイヤ・チューブ内となるべく条件を合わせるために、暗箱中に密閉状態でスライムパンク防止剤に浸漬したバルブコアを置き、一日一回カメラで撮影し、変化を追って腐食の存在が判明するまで撮影を続けようと思います。

経過画像

 2019.0216の画像
 開始時の画像(2018.12.05)
2018年12月7日にフォーカスを触ったので画角が変わりました。

目についた変化と日付はこちらに纏めます。

動画

2018.12.16からフレームレートを15/秒にしました、当分の間一瞬で動画再生は終了します。
2018.12.19からアングルの違う12/05,12/06の画像を除いて、動画にしています。
右クリックしてループ再生をクリックしてからの再生をお勧めします。

2018.12.04まで、予備試験(ようするに失敗です)をしました。その際、こんな固着物ができました。

 

固着物の正体を知りたくて、グリセロール不溶化、グリセリン不溶化、グリセリン沈殿などで検索したのですが、それらしいものはヒットしませんでした。
今のところ見つかったのが、亜鉛グリセロレート(錯体)という化合物です。
製法も詳しい性質も分かりませんが、グリセリン溶液中で生成して、水には溶けないそうです。
「グリセロール 亜鉛」で検索しました。
「グリセロール 錯体」で検索すると「アルカリ媒体中での銅(II)とグリセリンとの錯体生成」という論文がありました。
メッキのニッケルでは、そのような化合物はヒットしませんでした。

スライムパンク防止剤に使用している色素の詳しい成分は分かりませんが、2019.01.06までの観察で、液の色がかなり抜けたこと(水には溶けにくい?)且つ、緑色ということで一つ候補に挙がってきているのがBTB(ブロモチモールブルー)です。
色素が特定できれば、色の変化でPHの変化も追えそうなのですが、本家slimeのサイトでも、色素が何なのか、見つけられずにいます。

腐蝕に関して気になっているキーワード

試料

古いチューブから外したものや、タイヤ・チューブ交換時にシュワルベのバルブコアに交換して、余ったバルブコアがたくさんあります。
虫ゴムを外して、汚れや腐食のあるバルブを除きました。

 
 一次選別
 
 汚れやくすみ
 
 パンク防止剤で腐食
 
 最終選別(26個)

最終選別までの経過は、ブログ記事を参照ください。ブログ記事で選から漏れたバルブコアから26個再選別しました。

スライムパンク防止剤注入

注入前に30分以上、ゆっくりと攪拌して沈殿をなくし均質化しています。
注入後はワセリンで秤量瓶を封止しました。
詳細はブログ記事をご参照ください。
今回は乾燥工程を追加しました。

スライムパンク防止剤のSDSからわかる成分はこちらです。

観察環境

箱の中にカメラと試料をセットし、光の入らない状態で保管します。
撮影時のみ、1分間LEDライトを点灯します。
ハレーション防止で、ライトの位置を変えました。

静止画撮影ソフト

WebCameraSnapの試用版です。
起動時にカメラモードの設定があり、起動と同時に1ショット撮影する設定もあります。
Windowsのタスクスケジューラで定時起動しています。

動画作成ソフト

chronolapse

独り言

日常、バルブコアの腐食をスライムパンク防止剤の存在下でしか目にすることのない私にとっては、バルブコア腐食の原因は明らかにスライムなのですが、見たことがない人にとっては、腐食の原因をスライムパンク防止剤だと断定することは、疑わしいことのようです。

百聞は一見にしかずのことわざ通り、実態を見ていただくことが一番の納得できる証明になるのだろうとこんなサイトを作ってみました。

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