乗り易さや漕ぎ易さは、自転車と乗る人が接するペダル、サドル、ハンドルの位置関係で大きく左右される。
足つきのいい自転車を望む人と、漕ぎ易さを求める人では、ポジション調整を少し変える事が必要。
土踏まずをペダルの中心に載せる方が、足つきがし易く、膝の回転が窮屈になりにくい。
上からペダルを踏むというより、ペダルを前に押し出す感覚になる。
ハンドルとの位置関係を考えながら、膝が楽なように出来るだけ後方にずらす。→サドル高さ
ペダルのサドルから最も遠い位置で膝が軽く曲がる程度の高さにサドルを合わせるようにしたいが、足付きの良い乗車姿勢を求めるお客様は、踵が付かないと満足されないことが多い。
どうしても、サドル位置が下がらない場合、やぐら返しで3cm下げることが出来る。
最後の手段として、前輪のフォークとホイールを小径に取り換えることが出来る。
サドルの上面はペダルを押し出す感覚に合わせ、やや前下がりにする。
母指球(親指の付け根)をペダルの中心に載せると、ペダルの回転を上げやすくなりますが、シティ車の場合、足付きも考慮して少し低めのサドル位置となるので、母指球より少し土踏まずに近い位置が適正になるようです。
1.ペダルのサドルから最も遠い位置で膝が軽く曲がる程度の高さにサドルを合わせる。→サドル高さ
2.ペダルが時計方向に45度回転した位置で、膝の中央がペダル軸の中心に来るようサドルの前後を調整する。
3.サドル上面は水平にする。→サドル傾き
ハンドルについては、乗車姿勢で、手首が肘よりも上がらないようにどちらかというと下げ気味に調整します。
手首の位置が高いと、上体や腕の力を使って自転車を漕ぐのが難しいからです。
併せて、グリップ位置についても、手首が自然な形で握れるように調整します。